◆ 博士課程前期2年の課程
現在、東北大学大学院教育学研究科には「総合教育科学専攻」と「教育設計評価専攻」の2専攻があります。「総合教育科学専攻」には「人間形成論研究コース」「教育政策科学研究コース」「成人継続教育論研究コース」「教授学習科学研究コース」「人間発達研究コース」「臨床心理研究コース」の6研究コース、「教育設計評価専攻」には「教育設計評価研究コース」の1研究コースがあります。
東北大学教育学研究科の前期課程を修了する者は、同課程に2年以上在学し、専攻ならびにコースの区分に応じて、30単位以上を修得し、かつ必要な研究指導を受けた上、修士論文を提出し、その審査及び最終試験に合格しなければなりません。合格した者は修士(教育学)の学位を修得します。
ただし、在学期間に関しては、優れた研究業績を上げた者と教授会において認めた場合には、1年以上在学すれば足りるものとします。
◆ 博士課程後期3年の課程
博士課程後期3年の課程も同様に2専攻と7研究コースがあります。
後期課程を修了する者は、同課程に3年以上在学し、全学生必修の「特定研究論文Ⅰ」(4単位)「特定研究論文Ⅱ」(4単位)の計8単位を修得し、かつ、必要な研究指導を受けた上、博士論文を提出し、その審査及び最終試験に合格しなければなりません。合格した者は博士(教育学)の学位を修得します。
ただし、在学期間に関しては、優れた研究業績を上げた者と教授会において認められた場合には、1年(2年未満の在学期間をもって修士課程を修了した者にあっては、当該在学期間を含めて3年)以上在学すれば足りるものとします。
◆ 社会人特別選抜
東北大学大学院教育学研究科では、社会人特別選抜を実施しています。前期課程に応募するためには、入学時までに大学卒業後2年以上の社会経験が必要です。後期課程に応募するためには、修士修得後2年以上の社会経験を必要とします。ユニークで実践的な社会経験を持つ学生との討議は、一般学生にとっても大きな刺激になっています。社会人特別選抜の学生も、同様に複数の指導教員制のもとで研究を深めていきます。