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研究室選択前の東北大学教育学部生のみなさんへ

 

ご要望に応えて、指導実績のページに→[こんな研究が出来ます!]のコーナーを設けました。実際に「谷口研究室に所属したらどういう研究が出来るの?」「他の研究室とどう違うの?」というのを、研究の側面についてのみ書きました。あわせてご参照ください。

 

研究室選びのポイント

みなさんの研究室選択の過程を見ると、ある誤解があるようです。すなわち、多くの学部生のみなさんが「何をテーマに研究したいか」で研究室を選択していることです。もちろん、それもありでしょうが、私は「どのような方法で研究をしたいのか」を見ることも重要だと考えています。例えば、同じ「いじめ問題」を研究するにしても、「いじめる人の心を研究するのか」「いじめのある学級の人間関係を研究するのか」「そもそも人はどのようなときにいじめをするのか研究するのか」「いじめのないクラスづくり学級づくりを研究するのか」「いじめに対する行政の施策について研究するのか」…など、数多くのアプローチがあります。研究室を選択するということは、このアプローチを選択するということです。

チューリップ

しかし、「研究室のアプローチ方法を見分ける方法がない」という意見もあると思います。そんな場合、多くの人たちは研究室に対する自分のイメージや、講義でのイメージから研究室を選ぶでしょう。しかし、演習ならいざしらず、低学年で受けた演習から先生方の研究方法を見極めるのは、なかなか難しいものです。そこで、ぜひ見ていただきたいのが、(1) 東北大学のホームページに記載された先生方の研究業績と、(2) 大学院生の研究業績です。この二つを見れば、「先生方は、本当はどの分野の研究が得意なのか」「ある問題に対してどのようにアプローチしているのか」「どれくらいの範囲の研究を支援できるのか」が分かります。

谷口研究室では、おもに、(1) 歴史的アプローチから現代の教科教育の問題を考える、(2) 国内外に限らず授業実践や教育プログラムからさまざまな学校の問題を明らかにする、の二点が多いですね(→「こんな研究が出来ます!」 参照)。授業実践や学校教育に興味のある方は、ぜひ、いらしてください。
  研究室の雰囲気については、→「研究室の様子」をご覧ください。


でも、卒業研究の場合は、ちょっと違ってきます。卒業論文執筆のレベルで考えれば、学生さんは、教育行政の問題から教員養成の問題、はては地域スポーツからジェンダーの問題まで幅広く取り組んでいます(指導学生の卒業・修了研究大学院生の研究業績 参照)。なぜなら、大学院生は、研究者としての基礎を養成する必要がありますが、学部レベルでは「自分の好きな問題に取り組む姿勢と、それを卒業研究として成立させるための基礎を、その人に合わせて指導する」というのが、本研究室のやり方だからです。



お気軽にお問い合わせください。

また、直接話を聞きたい場合は、ぜひ研究室にいらしてください。
   ・研究室:教育学部棟8階 803号室
   ・Office Hour:火曜日10:30~12:30
   ・朝型で、午後に会議や授業があるので、午前中が比較的空いています。

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